小山の民俗Q&A

Q4栃木の郷土料理シモツカレはどんなの?

  A4
稲荷様や氏神様に供えられたシモツカレ

塩沢の水神宮 寒川の胸形神社

 シモツカレは栃木県を中心にそのまわりの地域で作られている郷土料理(きょうどりょうり)です。名前はシモツカレ,スミツカレ,シミツカレなどさまざまな呼び方があります。シモツカレは,2月の初午(はつうま)の日に作られます。この日は,稲荷(いなり)さまをおまつりする日で,シモツカレと赤飯をワラツトに入れて稲荷さまにおそなえしました。

材 料

 シモツカレの材料は,それぞれの家によってさまざまですが,ふつうは正月に残ったシオビキの頭と,だいこん,にんじん,油あげ,大豆,酒かすをいれ,長時間煮込んで作ります。大豆は節分で残ったものを使い,大根や人参はオニオロシという道具でおろしたものを入れました。シモツカレの味も家によって違いがあり,3軒の家のシモツカレを食べると中気(ちゅうき)という病気にならないという言い伝えもあります。シモツカレは,残りものをむだなく利用しようとする庶民(しょみん)の智恵(ちえ)が生み出した,栄養たっぷりなすばらしい栃木の郷土料理です。

オニオロシ


小山の民俗へ