小山の民俗Q&A

Q9昔の家はどんなようす?

  A9
   家の形は,その土地の歴史や自然,そこで暮らす人々の仕事,生活の仕方などにあわせて,長い年月をかけてつくられたものです。そのため,すまいを見ただけで,その土地のようすがわかったり,人々のくらしの移り変わりを知ることができます。

土 間(どま)
  古い農家には,家の中に床をはった部分と,土のままの部分がありました。この土のままの部分をドマとかダイドコロとよんでいました。広いドマには,食事の用意をするためのカマドフロ,馬を飼うための馬屋(うまや)などがありました。また,かべにはカマなどの農具を下げてものをしまったり,雨の日や冬の間は,作業場にもなりました。麦・稲・大豆・そばなどの脱穀(だっこく),タワラ編みやなわ作りといったワラ仕事のほか(かいこ)の世話なども行われ,土間は農家の仕事場として大切な役割をはたしました。

「四間取り」の例
「六間取り」の例

 

カマド


座 敷
(ざしき)
  多くの家の部屋の配置は,ちょうど「田の字」型に並んだ4つの部屋からつくられていました。そして,ヨコザ・カッテ・ザシキ・ナンドと呼ばれ,それぞれ使い道がちがいました。
  庭に面したヨコザとザシキは,客のもてなしや村の寄り合い,結婚式や葬式などといった特別なときに使われた部屋でした。これに対して奥にあるカッテは,家族がくつろいだり食事をとるときに使い,一番奥まったナンドにはふとんや荷物をしまったり,お産のときに使ったりしました。



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