環境にやさしい農業
1 ラムサールふゆみずたんぼ米
(1)ふゆみずたんぼとは?
稲刈り終了後、田んぼに水を張り、冬から春にかけ水を貯めておくことで、稲の切り株やワラなどが水中で分解され、微生物や藻が発生し、自然の施肥効果が生まれます。その後それらを餌とするイトミミズやユスリカ等のほか、ドジョウやカエル、小魚など様々な生き物が田んぼに集まり、豊かな生物環境を作ります。またそれらの生物活動が形成するトロトロ層という抑草効果のある層によって雑草が抑制され、農薬に頼らない安全安心な農法が進められるようになります。 |
(2)2015年「ラムサールふゆみずたんぼ米」の栽培の様子
平成27年4月上旬撮影 冬から春先までの間、水を張った状態 |
平成27年4月26日撮影 一度乾燥 |
平成27年5月10日撮影 田植え直前 |
平成27年5月17日撮影 田植え直後 |
平成27年8月1日撮影 穂が出始める |
平成27年8月1日撮影 穂が出始める |
平成27年9月6日撮影 色づき垂れはじめた稲穂 |
平成27年9月6日撮影 色づき垂れはじめた稲穂 |
平成27年9月19日撮影 |
平成27年9月19日撮影 |
平成27年9月27日撮影 |
平成27年9月27日撮影 |
平成27年10月17日撮影 稲刈り後の田おこし |
平成27年10月17日撮影 稲刈り後の田おこし |
平成27年11月7日撮影 「ラムサールふゆみずたんぼ米」と原料に使用した味噌 |
|
平成27年12月12日撮影 |
|
水を張ったばかりの水田に、1年ぶりにコハクチョウが飛来 |
|
平成27年12月20日撮影 |
|
コハクチョウの姿は見えず。代わりにアオサギが。 |
|
平成28年1月1日撮影 |
|
平成28年1月9日撮影 田の畦に猛禽類が羽を休める |
|
平成28年1月30日撮影 |
|
平成28年2月20日撮影 |
|
平成28年3月5日撮影 |
|
平成28年3月19日撮影 |
|
平成28年3月26日撮影 |
2 ラムサールホンモロコ
(1)ホンモロコとは?
コイ科タモロコ属に属する淡水魚の小魚 |
(2)ホンモロコの養殖は?
養殖池となる土質のよい田んぼときれいな井戸水を利用し、4月に卵から孵化させ、稚魚にはミジンコを与え、その後は一日数回、自動給餌機を用いて配合飼料を与え、10月以降、体長が6〜7センチほどに成長したものを出荷します。池の水は野鳥からホンモロコが身を隠すことや池の底に生える不要な藻の繁殖を防ぐため、植物プランクトンの繁殖をコントロールして緑色に保っています。また、酸欠にならないようにスプリンクラーを回したり、井戸水だけを使い、水を清潔に保つなど、健康な魚を育てるために高タンパク質で良質な飼料だけを使い、水産用医薬品は一切使用しないなど、池の管理には細心の注意を払っています。 |
(3)2015年「ラムサールホンンモロコ」の養殖の様子
平成27年4月28日撮影 |
|
卵から10日で孵化した体長わずか数ミリのホンモロコ |
|
平成27年11月12日撮影 養殖池の様子 |
平成27年11月12日撮影 酸欠を防ぐスプリンクラー |
平成27年11月12日撮影 自動給餌機 |
平成27年11月12日撮影 給餌機のまわりに寄ってくるホンモロコ |
平成27年11月12日撮影 給餌機のまわりに寄ってくるホンモロコ(拡大) |
平成27年11月12日撮影 出荷前には、生け簀に移して泥臭さを抜く |
平成27年11月7日撮影 市の農業祭で販売された加工品 |
小山市では、環境にやさしい農業を目指し、その一環として平成23年度から「ふゆみずたんぼ実験田」の取組を開始しています。 これまでの小山市の詳細な取組については、小山市ホームページも御参照ください。 |