ふるさと学習2016 「上ぞく」(じょうぞく)

□ 上ぞく(6月6日〜)

蚕棚で飼育していた蚕も2週間ほど経つと体長も約3倍の大きさに
成長しました。桑の葉をほとんど食べなくなり、繭(まゆ)づくりの準備
を始めます。繭づくりに欠かせないのが、「まぶし」と呼ばれる枠です。
蚕が自分から這い出して、まぶしの中で繭をつくり始めます。まぶしに
上がることから、じょうぞくと呼んでいます。

次々と上ぞくして、まぶしの中に入り、口から糸を出しながら繭をつくりはじめました。「春嶺・鐘月」(しゅんれい賞月)の品種は、
白色の繭を、「小山黄繭」(おやまおうけん)の品種の繭は黄色い繭をつくります。

夜は、気温が下がるので、温度管理に気をつけます。

上ぞくする蚕が増えてきたため、
回転まぶしを用意しました。

蚕が「まぶし」に這い上がってきました。