ふるさと学習2016 「絣くくり」(かすりくくり)

□ 絣くくり(11月17日)

5年生は、4年生のときに紡いだ糸を染色する前に、織物に絣模様を出すために、染めない部分を事前に
木綿糸できつく縛る「絣くくり」(「絣しばり」とも言います)の工程を地元に住む「本場結城紬伝統工芸士」の
資格を持つボランティアの協力を得て、学びます。
「絣くくり」は、「地機織り」、「糸つむぎ」と共に、「本場結城紬」が国の重要無形文化財に指定されている3要件
の作業工程の一つです。「絣くくり」は、糸の束を伸ばして作業し、場所もとるため、普段なかなか目にする機会
が少ないものです。

絵柄に合わせ糸をしばる部分に
墨付けする説明を聞きます

絣の説明を聞きます

絣の模様をデザインした紙

体育館に特製の支柱を設定

しばり終えた糸は、次の染色の
工程に移ります

染める際に色がつかないようにきつくしばり、ほどくときには
解きやすいように糸をしばる力の加減がむずかしいです。

講師の方から、絣くくりの話を聞きます

糸のしばり方の説明を聞きます

絵柄に合わせ、糸をしばる部分に墨付けを行います

本場結城紬「総柄」
全体に絣模様があります

本場結城紬「とび柄」
部分的に絣模様があります