先生方はこんな研究をしています。

・学校課題

1 テーマ 

思考力・判断力・表現力の向上を目指した指導のあり方

〜言語活動を中心とした小グループによる学習活動の充実〜

2 テーマ設定の理由

本校では、昨年度は学習指導要領の全面実施を受け、改訂の趣旨を踏まえ、「思考力・判断力・表現力の向上を目指した指導のあり方」というテーマのもと、「言語活動を中心とした授業の改善」というサブテーマを掲げ、生徒の基礎・基本の確実な定着のための授業改善の研究を「言語活動の充実」を中心に進めてきた。また、シラバスも整備し、各教科の指導内容に言語活動の場面を位置づけ、言語活動の充実のために計画的に授業に取り組んできた。

 言語活動に関しては、新しく位置づけられた学習活動ではなく、従来より授業の中で求められていたものであるが、新学習指導要領では、学力の充実の具体的な方策として、特に取り上げられている。そのため、言語活動に関してはこれまでの授業研究の中でも、様々な方策が積み重ねられてきている。これまでの3年間の学校課題研修の中で「言語活動の充実=思考力・判断力・表現力の育成」という意識が教師に少しずつ定着しつつある。

 そこで本年度も、「思考力・判断力・表現力の向上を目指した指導のあり方」を引き続き研究テーマとし、サブテーマは「言語活動を中心とした小グループによる学習活動の充実」とした。昨年度までの研究により、学力が向上し、学校生活により落ち着いた雰囲気が醸成され、学ぶ集団作りの基盤ができた。そこでその基盤に立脚し、更に生徒の学力のレベルアップを図るため、思考力・判断力・表現力の向上を目指したいと考える。言語の役割とは、「事実等を正確に理解し、他者に的確に伝えること」「事実等を解釈し説明するとともに、互いの考え方を伝え合うことで自分の考えや集団の考えを発展させること」「言語活動はコミュニケーションや感性・情緒の基盤であること」等が上げられる。教師が言語の役割をよく踏まえて授業を改善していくことは、更なる授業力の向上と学力の向上に繋がると考えた。

 そのために、講義調の一斉指導ではなく、「グループ学習を取り入れた作業や話し合い活動を積極的に授業に取り入れていくこと」を重視して活発な授業を展開させることで授業を行うことで、学習内容の理解を深めていきたいと考えた。

 小山市では昨年度からQ-Uテストを実施し、よりよい学級集団作りを目指している。グループ学習や話し合い活動を行うには、母体となる学級集団が良い状態でないと効果的な学習が成立しづらい。第2学年で行ったQ-Uテストの結果、担任の思っていた生徒像と本人の認識がずれていて、担任の先生が生徒に対して認識を新たにし、学級経営に新たな視点が生まれたり、対策が立てられたりと一定の効果が認められた。この結果を受けて、本校では今年度は全ての学年で2回のQ-Uテストを行うこととした。そしてさらに生徒理解を進め、よりよい学級集団作りを目指していく。このことは、話し合いや表現活動といった「言語活動を中心とした小グループによる学習活動の充実」に迫っていくための重要な要素であると考える。

 また、小中一貫教育の研究とも連携し、小学校における言語活動の充実の授業研究会などにも積極的に参加することで、小中の授業や学習内容の継続性も研究していきたい。特に中学校での学習内容につまづきのある生徒は、小学校の学習内容の定着があまりできていないことが多いので、中学校の学習内容の定着のためにも、小中の学習内容の継続性に着目することは重要なことであると考えている。



3 研究組織

研究を推進する中心的な組織として、教科主任会のメンバーで構成される学校課題研 究推進委員会を設ける。「思考力・判断力・表現力の向上」の研究を土台にして、「小 中一貫教育の研究」や学年で行うQ-Uテストの検討会などと連携して研究を進める。



4 研究の方法

 今年度も、授業の改善を目指すため、教科部会を中心に授業の研究をしていく。授業は教科部会で一回授業を行うこととする。研究全体の調整は学校課題研究推進委員会で行う。本校は大規模校なので、教科部員数が多いという特色を生かし、教科部会を中心に授業検討会も行う。総合学習、道徳、特別活動については、各学年主任をチーフとした学年所属の教師全員による構成の部会とし、指導案検討や授業改善などを行うものとする。

◎ 学校課題研究推進委員会は教科主任会を母体し、学習指導主任が座長となり、学校課題研究全体の大きな方向を示したり、教科部員への連絡・調整や学校課題のまとめ、小中一貫教育との連携の研究などを行う。

◎ 学習指導部会
学習指導部会は、教科以外の学習活動の企画や調整を行う。また、次年度に向けての本校全体の学習のあり方などの検討も行う。

◎ 学年部会
学年主任を中心として、学習の基盤となる学級集団作りを担当する。道徳や特別活動の授業研究の際の母体となる。また、Q-Uテストの実施や検討も行う。



時 期
研  究  内  容
担 当
 1学期 ・学校課題の確認
・全体研修会(教科主任会含む)
4月 エンカウンターの職員研修
5月 学校課題の確認
   2年生第1回Q-Uテスト
6月 教科部会(今年度の授業研究の計画)
   1・3年生第1回Q-Uテスト
教頭・主幹・研究主任・学校課題研究推進委員会・教科部会・ 学年部会・学習指導部会
 夏季休業 ・各分野における研修
・教科部会(研究授業の計画・指導案検討など)
・Q-Uテストの全体研修会・学年検討会
教科部会
学年部会
 2学期 ・各教科による授業研究の実施
・研究内容の振り返り
・9月 Q-Uテストの学年検討会
11月 第2回Q-Uテストの実施と学年検討会
学校課題研究
推進委員会
教科部会
学年部会
 3学期 ・研究のまとめ作成
・来年度の学校課題の検討
・来年度の学校課題の決定
学習指導主任
運営委員会
学習指導部会
職員会議

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