◆職員研修◆

平成28年度 学校課題研究計画

1.研究主題

    

自分の考えをもち、進んで表現する児童の育成
〜算数科における基礎的・基本的な知識及び技能の習得と言語活動を充実させた指導を通して〜


2.主題設定の理由

 表現力と学力の向上を目指して、昨年度から本テーマで研究を進めてきた。児童は、自分の考えを自分なりに表現し、友達と伝え合うことを通して理解を深めている。また、表現方法として数直線や図等を使って説明し、伝え合うことに意欲も高まってきている。既習事項を活用して考えるということで、自分で課題解決の方法を考えるという意識も高めてきた。
 しかし、これらの学習活動が、学力の向上にうまく結びついているとはまだ言えない。もっと考える習慣を身に付けさせ、それを「伝え合う」だけでなく「学び合う」活動にしていくことによって、学力の向上と定着が図られると考えた。そこで、今年度も算数科の授業を中心に、言語活動を充実させた指導を通して、進んで表現する児童の育成を目指した研究に取り組んでいくことにした。

3.研究の仮説

・問題場面の構造を把握する際に重要な言葉や、図や式を使って考えたり説明したりする際に重要となる言葉等を理解し、身に付けさ せることで、課題を明確にし、考える手がかりを見つけ、考えを深め、そしてそれを伝え合い、学び合うことができるのではないかと考 えた。児童が共通に理解できる言葉を効果的に使わせることができれば、ペア学習やグループ学習、全体発表などの学び合いにお いて、進んで表現することができるであろう。
・基礎的基本的な考え方を理解し習得することによって、基礎的基本的な知識も深く理解し、定着に結び付くと考えられる。従って、児 童の課題解決の道筋に沿った授業の展開を意識的に行うことで、自力解決の手順を自然と身に付けさせ、自分で主体的に考えな  がら基礎的基本的な知識及び技能の習得が図れると考える。
〈課題解決の流れ〉
@課題を捉える
A解決の手がかりとなる既習事項を考え、解決の見通しを立てる
B既習事項を活用して解決方法を見出す
Cわかったことをまとめる
D練習問題等で確かめる
E学習を振り返る

4.目指す児童像

・自分の考えをもち、進んで表現する子ども
・基礎学力を身に付け、主体的に学習する子ども

5.研究内容

(1)学力検査の結果・レディネステスト・ワークテスト等により、児童の実態を把握する。
(2)本校の児童の実態に合った、効果的な指導法や指導体制を工夫改善する。
(3)見通しをもち根拠を明らかにし筋道を立てて考える学習活動を充実する。
   ・既習事項を振り返えらせ、結果や方法について見通しをもたせた自力解決
   ・自分の考えを整理するためのノート指導やワークシートの工夫
(4)言葉や数、式、図、表、グラフなどを適切に用いて、問題を解決したり、自分の考えをわかりやすく説明したり、互いに自分の考えを表現し合ったりする学習活動などを充実する。

6.研究の進め方
(1)全職員の共通理解のもとに研究を推進する。
(2)一人一研究授業を行い、指導法や指導形態の工夫改善や評価のあり方を研究する。
(3)ブロックでの教材研究や指導案検討を行うとともに、各部の連携を図り指導法を研究していく。
(4)1年間の研究の成果と課題の確認をする。

◎今年度の研修計画

@研究授業
・2学期に、1授業ずつ2回の校内研究会を実施する。
※学力向上アドバイザー訪問日に、学力向上研修と関連して行う。
指導助言学力向上アドバイザー青木勇樹先生
・共同訪問においては、低、中、高学年で、1授業ずつ行う。そのうち、一つは算数を行うことになる見込み。
※同日に、初任者対象正式訪問の授業も実施予定。

A見せ合い授業
・低、中、高学年ブロックごとに、全員が1時間参観できる時間を選んで実施する。その際、無担の職員が自習の支援をする。
・1学期中に、各ブロックで1回は実施する。残りは2、3学期に実施する。
※1人1授業

B「児童に使わせたい言葉」の記録
・単元ごとに、児童に使わせたい言葉を明確にし、記録する。児童に使わせてみて、どの程度定着したか、有効であったかを、学年で評価する。